昨日のツイートについて

 昨日ぽろっと言ったように、僕はゲイである。

 酔ってやけっぱちになってつい呟いてしまったのだが、以前からそろそろ公にすべきだとは思っていたので、あまり後悔はしていない。で、なぜそろそろ公にすべきと思っていたのかというと、いい加減黙っているのに疲れてしまったからである。何かを言わないということはそれ自体(少なくとも僕にとっては)労力の要ることであり、歯痒いことである。周囲が勘違いをしている(つまり、僕を異性愛者とみなしている)場合はなおさらである。加えて、全く恋愛話をしないのも怪しまれるから、ゲイであることがバレない程度に(でももしかしたらバレてたかもしれない)ぼそぼそと小出しにしてきたのだが、外部に流した情報の整合性をとるのがいよいよ面倒になってきた。というか手に負えなくなってきた。うまいこと取り繕って話せば良いものを、と思われるかもしれないが、全く存在しない色恋沙汰をでっち上げるのは相当な苦労が要るし、何より馬鹿馬鹿しいから、畢竟本当の話を少し改変して話すことになるわけだが、これも段々話が噛み合わなくなってくる。嘘が下手だと言えばそれまでだが、いずれにせよこういうことをしているといよいよ周りに勘づかれ始める。そして、向こうから先にゲイなのと聞かれるのは何となく悔しいというか嫌なので、バレてしまう前に先回って公表してしまおう、となった。

 まさか今日がこの日になるとは予想していなかったのだが、いずれやってくる日ではあったので一応覚悟は出来ている。むしろこんな苦労話めいた厚かましい話を見せられる方はさぞ迷惑に感じているだろうことに申し訳なくなっている。ここに自分の身勝手さを謝罪します。また、嫌悪感を感じた方もすみません。気味の悪さを感じた方はどうぞお気になさらず距離を置いてください。こちらも察します。疎まれることには慣れていますから。

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